こんにちは、あさりん店主です。
関東方面は台風で混乱しているようですね。被害に遭われた方々へお見舞い申し上げます。幸いここ東北の地は台風の直撃に会うことが少なくて助かります。特にあさりんのある加美町は天災が少ないようです。まあこれから地球規模の天候異常が続けばどうなるかわかりませんが。
さて、台風といえば海、海といえばシュノーケンリングです(無理やり感)。
20代の頃某地で3日と空けずに海に潜っていた頃がありました。もうレジャーとかいうんでなくて酒のつまみを採りに行くって感じで。いわゆる「採集生活」ってやつですね。縄文時代みたいなことで。
「仕事はどうしてたんだ?」って話になると長くなるので別の機会に譲りますが、まあそういうわけで海に潜って魚や貝をとってはみんなで酒を飲んだりして暮らしていたわけです。
で、海面を泳ぎながら海底近くのそれらしい岩陰なんかを目指すわけです(詳しくは濱口の「とったど~!」ってやつ見てね)。獲物を目指してドリャッって頭から潜っていくのね。
ところがそこが陸棲生物の悲しさ、もう少しって時に息が続かなくなるんですよ。そこで欲に目が眩んで酸素呼吸を無視していると溺れ死んでしまうので、仕方なく水面に戻ってプハーッって息をするわけです。
ちなみに(ご存知とは思いますが)シュノーケルを咥えた状態で息継ぎするときはまず肺に残った息を吐かないといけません。先に吸うとシュノーケルに溜まった水が肺に突撃してきて大惨事になります。実際、初心者の事故ってこれ多いんですよ。パニックになって溺れてしまうのね。
それはともかく、何が言いたいかというと、人生においても「もうちょっとで手が届く」ってところで息が切れたり、アクシデントや想定外のことが起きて通せんぼを食らうことがよくあるんですよ。
そんなときムキになって頑張りすぎると死んでしまうんです。少し立ち止まって足元を見つめなおし、場合によっては安全な場所まで戻って息継ぎをする。本格的に荒れてきたと感じたら水から陸に移動することも。
そうやって落ち着いたらまたアタックすればいいんですね。そのことが最近までわからなくて随分死にそうな目にあいましたよ。
ただね、逃げ続けたり潜ることすらやめてしまったら別の意味で死んでしまうかもしれません。特に店主の場合、泳ぐのをやめるとそれはそれで息が詰まって死にそうになりますよ。マグロやサメみたいなもんですね。因果な性格です。だから一息ついたらまた潜ります。いや潜らずにはいられないわけで。
ただし、さっき狙った獲物がまだそこにいてくれるとは限りませんよ。いやむしろ、いなくなってる可能性の方が高い。でもいいんです。いなきゃまた別のを狙えばいいんで。ゆる〜くくいきましょうや(あまり回りの人の迷惑は考えていませんね、ごめんよぉ)。
じゃあ苦しくなったとき、頑張るのと息継ぎするのとどちらを選ぶのかどうやって判断するのか?
答えはこうです。判断する余裕や考える気力もないときはまず逃げましょう。あと、努力するのが楽しくないときもやめたほうがいいかもね。
そんなわけで息継ぎの話でした。オチはありません。じゃまた次回もよろしくです。
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